こんにちは、NPOのための弁護士ネットワーク事務局です。

今回の志的勉強会のテーマは『新しい法人格:労働者協同組合を理解しよう』となっております。

令和4年10月1日から施行された「労働者協同組合法」により、非営利の活動を行う団体として労働者協同組合という新たな法人形態が選択可能になりました。これは、組合員が出資をし、組合の事業において自分たちの意見を反映させ、更には直接事業に従事することを基本とする新たな形の団体です。

労働者協同組合は、「人口の減少に伴って地域でさまざまな課題が生じるなか、多様な働き方を実現しつつ、地域の課題に取り組むための選択肢の一つ」であると所管する厚生労働省が紹介しています。

法人格の取得が簡便であることや、労働者派遣事業を除くあらゆる事業を行うことが可能であることが特色です。

令和5年7月21日現在、新規設立は46法人、企業法人からの組織変更は8法人、NPO法人からの組織変更は1法人と、進展を見せつつある一方で、まだまだこの新法制度が十分に理解されていない状況です。

特に法人形態の選択に当たっては、元々NPO法人、株式会社、企業組合、一般社団法人など、様々な選択肢が存在していました。その上で選択肢として労働者協同組合という法人格が増えたわけですから、それぞれの制度や利点・欠点が分かりづらいという課題を持っている方も多いのではないでしょうか。

また、新しく地域課題に取り組もうとされている方で、法人格をどうするか迷われている方や、すでに法人を運営されている方で、自団体を労働者協同組合に組織変更することを考えている方もいらっしゃると思います。

そこで、今回の勉強会では、全国15以上の多様な労働者協同組合組織が加盟する連合会組織である日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会から講師として田嶋康利専務理事をお迎えし、法律の制定経緯、制度の概要、具体的な活用例、そして実務的なポイント(NPOからの組織変更や定款作成等)を伺います。

その上で、参加者の皆様との情報や意見交換の場を設けたいと思っております。

最新の法律についての知識を深め、意見交換の場として参加いただける方は、どなたでもご参加いただけます。

新しい法制度について事前の勉強は不要です。お気軽にご参加ください。

また、今回も対面参加可能なハイブリッド形式での開催を予定しております。勉強会の終了後は、ご参加いただける方を対象に、カジュアルな懇親会を開催する予定です。こちらもぜひご参加ください。

下記 Peatix の該当ページよりお申し込みください!

http://ptix.at/Yubo2H

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日 時 2023年9月21日(木)18:30~
場 所 日本財団2階 会議室1-3
参加費 1,000円(会場参加・オンライン参加)
会場参加の場合でもPeatixからのお申込みと事前決済が必要です。
主 催 NPOのための弁護士ネットワーク

<スケジュール>

18:30       冒頭挨拶
18:35       日本労働者協同組合連合会 田嶋康利専務理事講演
~休憩~
19:45     意見交換
20:30       終了

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皆さまのご参加をお待ち申し上げております。

よろしくお願いいたします。